HTTP APIの基本を理解しよう!リクエストとレスポンスの仕組み

こんにちは!Web開発やAPIに興味がある方、これからAPIを使ってみたい方に向けて、HTTP APIの基礎をやさしく解説します。

この記事では「Real World HTTP」(オライリー・ジャパン)を参考に、APIの仕組みや実際の使い方まで、最初の一歩を踏み出せる内容をまとめました。

Real World HTTP 第3版 歴史とコードに学ぶインターネットとウェブ技術 [ 渋川 よしき ]
created by Rinker

目次

HTTP APIとは何か

APIの基本

API(Application Programming Interface)は、ソフトウェア同士がやり取りするための“窓口”です。Webサービスやアプリの裏側で、データの取得や操作を行うために使われます。

HTTPの役割

APIの多くは、Webの通信規格であるHTTPを使って動作します。HTTPは「リクエスト」と「レスポンス」という仕組みで、サーバーとクライアントが情報をやり取りします。


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リクエストの仕組み

リクエストの構成要素

APIにアクセスする際、クライアント(あなたのPCやスマホ)はサーバーに「リクエスト」を送ります。主な要素は以下の通りです。

  • URL(どこにアクセスするか)
  • メソッド(GET/POSTなど、何をしたいか)
  • ヘッダー(追加情報)
  • ボディ(送信データ、主にPOST時)

具体例:GETとPOST

  • GET:データを取得したいとき
  • POST:新しいデータを登録したいとき

例えば、GETで天気情報を取得するAPIは以下のようなリクエストになります。

GET /weather?city=Tokyo HTTP/1.1
Host: api.example.com

POSTの場合は、ボディにデータを含めて送信します。


レスポンスの仕組み

レスポンスの構成要素

サーバーはリクエストを受け取ると「レスポンス」を返します。主な要素は以下の通りです。

  • ステータスコード(成功/失敗の判定)
  • ヘッダー(追加情報)
  • ボディ(返却データ)

具体例:JSONレスポンス

多くのAPIはJSON形式でデータを返します。

HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/json

{
  "city": "Tokyo",
  "weather": "sunny"
}

実際にAPIを使ってみよう

簡単なAPIリクエスト体験

APIはコマンドラインツール(curl)やGUIツール(Postman)で簡単に試せます。

例:curlでGETリクエスト

curl "https://api.example.com/weather?city=Tokyo"

レスポンスの確認方法

返ってきたデータは、ターミナルやツール上で確認できます。JSON形式なら整形表示も便利です。


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よく使うHTTPメソッド

メソッドごとの用途

  • GET:データ取得
  • POST:新規作成
  • PUT:更新
  • DELETE:削除

実践例:データ取得・登録・更新・削除

例えば、ユーザー情報を操作するAPIでは、

  • GET /users/1
  • POST /users
  • PUT /users/1
  • DELETE /users/1
    などのリクエストを使います。

エラーとステータスコード

代表的なステータスコード

  • 200:成功
  • 400:リクエスト不正
  • 404:データなし
  • 500:サーバーエラー

エラー時の対応方法

エラーが返ってきたら、リクエスト内容やAPIの仕様を確認しましょう。APIのドキュメントも重要です。


セキュリティとベストプラクティス

認証・認可の基礎

APIキーやトークンを使って、利用者を識別・制限します。安全なAPI利用には必須です。

安全なAPI設計のポイント

  • HTTPSを使う
  • 不要な情報は返さない
  • 入力値の検証を徹底

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まとめと次のステップ

この記事で得られること

HTTP APIの基本を押さえることで、Webサービス開発やAPI連携の第一歩を踏み出せます。

書籍「Real World HTTP」のすすめ

さらに深く学びたい方は、ぜひ書籍で体系的に知識を身につけてください。


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